引用:2012年8月6日/Facebook【医療法人社団医献会 辻クリニック】
加齢や光老化(紫外線老化)による皮膚の老化反応はコラーゲンやケラチンといった「皮膚構成タンパク質」の酸化劣化とそれらを作り出す「繊維芽細胞やケラチン生成細胞の酸化劣化」が大きな原因であることは間違いない。
皮膚の老化制御(改善)を目的とする場合、女性が気になるのは『どのくらいで効果がでるのか?』であろう
この論文はUVによる光老化に対し、水素水入浴を行い
*コラーゲンおよび繊維芽細胞(コラーゲン産生細胞)
*ケラチンおよびケラチン産生細胞
の変化をみている。
10人の被験者の「しわの改善状態」を調べたところ、90日後に6名の被験者のしわが大きく改善した。
皮膚は日頃から紫外線を浴び、大気中の化学物質に暴露され、24時間劣化促進因子に触れているといっても過言ではない。
よって「皮膚老化の改善」とは『劣化スピードVS改善スピード」ということであり、劣化スピードはその人の生活要因が大きく関わることとなる。
皆さんが今目にしている皮膚は「最も表層にある角質の状態」であり、これは1ヶ月前に作られた皮膚である。
真の皮膚老化改善とは
*皮膚を構成する細胞の改善
*それが作り出す組織の改善
を伴わなくてはならないとなれば、当然時間がかかる。
「使ってすぐに効果を感じる」というのは一種の「まやかし」であり、本質的な皮膚改善を伴っているわけではない。(そんなすぐに劣化したタンパクが修復したり、細胞が改善することはあり得ない)
長期にわたる劣化を本質的に改善するためには、普通に考えても時間はかかるが、90日(3ヶ月)という日数はけして長い日数ではないであろう。