【水素はアスリートのパフォーマンスを上げる】
アスリートには「引退」が訪れます。
トップアスリートであればある程、ギリギリのポテンシャルで勝負をしているため、小さな変化が影響を与え、パフォーマンスの低下を実感するようです。
逆に、トップアスリートは「水素の改善効果」についても敏感に反応してくれます。
短時間の激しい運動に伴う筋収縮は、酸化ストレスを惹起し、これによって筋疲労や筋肉の損傷、炎症などをひきおこします。
水素水は酸化ストレスを軽減することが報告されており、この論文での試験においてはトップアスリートの急激な運動に対する水素水飲用の効果について検討しています。
実験は、クロスオーバー方式で二重盲検試験にて実施しています。被験者には自転車エルゴメータを使用し70%最大酸素摂取量にて30分の運動負荷をかけ、その直後最大等速性膝伸展運動を100回繰り返す際のピークトルクや筋電図の周波数解析を行っています。
<結果:急激な運動後>
乳酸の変化
水群:血液中の乳酸が有意に上昇
水素水群:上昇は統計学的に有意に軽減
ピークトルクの変化
水群:最大等速性膝伸展運動の反復で減少、筋疲労が示唆。
水素水群:HW群ではピークトルクの減少は軽度。
という興味深い結果であった。
この研究結果は、当院での臨床結果と一致しており、高いパフォーマンスであればある程、同様の効果を『アスリート自身』が感じるようです。
また、アマチュア長距離選手やトライアスリートでも「筋疲労がなくなった」「タイムが縮まった」という声を多く聞きます。
これらの結果が、どのような作用(細胞への作用)によって発生するのかは、今後の研究が必要ですが、タイムの短縮だけでなく『故障の予防』『選手寿命の炎症』という意味でも重要な研究ではないかと考えています。
医療法人社団医献会 辻クリニック
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